夏の終わりに携帯勧誘

 ショッピングモールをうろうろしていると携帯電話会社の手先の人から声を掛けられることがよくある。
 携帯を変える予定が全くないので無視したいところだ。
 ただ、理由は何であれ、私に向かって何らかのコミュニケーションをとろうとしている人に対して、完全無視するのは忍びない。
 そこで、「お仕事ご苦労様です。お話を聞いてあげたいのはやまやまですが、聞いたところで契約する可能性はありません。申し訳ありませんが、お互い無駄な時間の浪費はやめましょう」的な表情をしながら無言で少し頭を下げ、片手を少し上げて通り過ぎることになる。


 向こうの立場からしたらどうなんだろう?

 完全無視されるのとちょっとリアクションされて通り過ぎられるとのと。
 せっかく声をかけたのに完全無視はひどいじゃないか!と思ったりするのだろうか?
 それとも、毎日無数の人に声をかけているのでいちいち反応なんか気にしていない、つまり完全無視しても問題ない?
 逆に向こうも興味のない人に声をかけるのは申し訳ない、と思っていて、興味のない人はいっそ完全無視を決め込んでもらった方が声を掛ける方も気が楽だ、と思っていたりして。


 機会があったらそういう仕事をしている人に聞いてみたいものだ。

 

 やっと夏が終わった記念に、夏から秋にかけてをイメージしたクラウドガーデンズ。