妄想日記(散歩)

 目を覚まして時計を見ると午後の3時だった。
 煎餅布団の上に座って部屋を見渡す。相変わらず散らかっている。いつも明日片付けようと思っている。

 

 体がだるい。
 グダグダして体がなまっているからに違いない。散歩でもすればすっきりするだろう。
 重たい体に鞭打って起き上がり水道をひねる。
 茶色い水が透明になるのを待ってワンカップのコップについで飲み干す。

 財布を尻のポケットに押し込んでアパートを出る。
 日差しがまぶしくて思わず片目をつぶる。
 住んでいるアパートは部屋もひどいが外観もひどい。


 丘の上にあるアパートから街へ行くには炭鉱跡を抜けていくのが近道だ。途中で仲良く手をつないで歩く姉妹が前を歩いているのに気づいたが知らない間にいなくなっていた。

 

 街の入り口に到着。


 街の建物は増築に増築を重ね、通路の上にも建物が立っているので建物の中を通り抜けたりする。


 建物の中の灯りに人影を見つけたりすると、中でどんな暮らしをしているのかついつい想像してしまう。



 あてもなくさまよっているいる内に日が暮れてきた。
 屋台に灯りがともり、腹も減ったのでビールと餃子とラーメンを注文。

 少し暑さも和らいだ夜道を家の明かりを眺めながら歩いていると体の中に充満していただるさが消えている事に気が付いた。

 

 そんな妄想をしながらBingChatで画像を生成するのが最近のマイブーム。