たそがれ特急しなの21号

 中央線を17:40に名古屋から長野に向かって出発する、しなの21号。
 ただ流れていく田舎の景色をぼんやり眺めるのもいいですが、この電車に乗ると、時間と共に景色が暮れていくのでその変化も楽しめます。
 明るいうちは、古い日本家屋を見つけてわくわく。日が暮れて徐々に家の灯りがともり始めると、あの窓ひとつひとつに知らない人の日常があるのだなぁ。。。おっさんがごろ寝したり、ビールを飲んだりしながらテレビを見ているに違いない、とか、一人暮らしのおばあちゃんが一人寂しくお茶を飲んでいるに決まっている。など勝手に妄想。
 19:35塩尻で下車する頃にちょうど完全な夜の景色になります。
 ちなみにここで30分まって乗り継ぐあずさ36号の中ではすっかり窓の外の景色に飽きて本を読んで過ごすのであった。