先日、河原に咲いている黄色い花がオオキンケイギクと言って特定外来生物だと知ってから改めて自動車での通勤途中などで気にしているとそこら中にこの花が咲いている事に気が付いた。
以前は気が付いても「黄色いきれいな花が咲いているな」くらいに思うだけ。特に害を及ぼす訳でもないので全く気にならない存在だった。
しかし、特定外来生物、と知ってからは侵略者のように見えてしまう。
ちょっと前に観た映画、インベーションを思い出してしまった。
人類が宇宙から来た生物に乗っ取られる話で、乗っ取られた人の分泌物に触れると記憶はそのままで共通の意思を持った宇宙から来た生物の一部になってしまう。
乗っ取られた人は今まで通りの生活を送るが、人格が変わってとてもおとなしくてルールを守り、身勝手な行動をしなくなる。
身勝手な行動をとる人類はいっそ、侵略されてしまえばいいんじゃないか?と考えさせられる映画だったが、その映画の中で街中におとなしくたたずむ、侵略された人々とオオキンケイギクが重なって見えた。
この映画、お金がかかってなさそうな割に面白かった。多分一番お金がかかったのはニコール・キッドマンのギャラと思われる。