お盆について

先日、住んでいるところの近くで迎え火、送り火をやっているのをはじめて見ました。
なかなか趣きがありますね。

お盆と言えば御先祖様をお迎えしたり送ったりする行事、と言うイメージを持っていました。そしてこれは仏教的なものだと思っていました。
しかし、同時に仏教では死んだらまた生まれ変わる、とも言われていて、いつも矛盾を感じていました。
どんどん生まれ変わるなら御先祖様はどこかで自分より年下の存在としてこの世で生きているかもしれないじゃないか、と。
ちょっと調べたら元々お盆(盂蘭盆)は下界(餓鬼道など)で苦しんでいる御先祖様を助けるための行事のようで、この仏教思想と古来からあった祖霊信仰が融合して今のような風習になったらしいです。祖霊信仰では生き返りの概念はなく、子孫を見守っていると言う考えのようです。
仏教思想と祖霊信仰がごっちゃになっているのはお盆以外にもあると思います。
おもに、自分の事を考えるときは仏教式、故人の事を考えるときは祖霊信仰式で考える人が多いのではないでしょうか。

以下は多くの人が、死後の世界がこうじゃないか、と考えているのではないか、と私が勝手に考えている事です(ややこしくてすみません)

 死んだら光のトンネルをくぐって気持ちのいい場所に到着する
 しばらくしたら記憶を消されてまたどこかで生まれ変わって新しい人生を生きる
 この繰り返し

そしてこれまた私が勝手に考えている、大勢の人が考える、親しい人を亡くした時の考え

 死後、仏様になる
 天国から子孫を見守っている
 お盆には霊が戻ってきてくれる

・・・・ちょっと自己中心的な感じがします。

ちなみに私は死んだらそれまで、と思っています。