どうしよう!

会社が用意した住居はひどくボロかった。
そこに自分が殺したかどうか覚えがないが死体がひとつ転がっていた。
誰かに見つかったらまずいのでその辺にあった毛布やロープなどで包み、外から死体だと分からないようにした。
後で運び出すとしてとりあえず仕事に出かける。
仕事が終わって帰ってみるとアパートの管理人と総務の人間が勝手に部屋に入って電球を交換していたのでかなりびびった。
しかし交換している部屋は死体が置いてある隣の部屋で、交換が済んだらさっさと帰ってしまったのでほっとした。
しかしほっとしたのもつかの間、会社の同僚が2,3人勝手に上がりこんできた。
みんなは会社が用意した住居がどんなものだか様子を見に来たのだ。
なので色々なところを興味しんしんで見て回り始めた。
部屋の真ん中に毛布やロープで包まった物体をみたら「なんだこれ?」となる確率はかなり高い。
一人が死体のすぐ近くにしゃがみこみ、付近に転がっているガラクタをいじり始めた。
自分は気が気じゃないが、そちらに釘付けになったり挙動不審になると更に死体に注意が行ってしまう。
どうしよう、どうしよう。。。。。

なんて夢を見ると目が覚めたとき、「夢でよかったぁ」って思う。