雨の休日

 先週に引き続き今週末も天気が悪く、家でグダグダ過ごす。
 映画を観ては気になったシーンを描く。
 今日は1933年製作の「キングコング」を観た。
 ちょっと前に2005年の「キングコング」とその後に公開された、「キングコング/髑髏島の巨神」を観たので、90年も昔の映画はどうだったのだろう、と思って観る気になった。
 コマ送りで撮影する特撮が懐かしい。
 でも工夫を凝らして特撮と実写をうまく合成してあり、90年前の苦労がうかがえた。
 感じたのは、2005年のキングコングがかなり1933年の作品を正確にリメイクしているな、と言う事だ。
 ストーリもほぼ同じで、大きく違うのは1933年製はヒロインがコングの事を最後まで怪物としてしかみていなかった事ではないだろうか。
 2005年製では、コングがティラノサウルスを倒した後で、ティラノサウルスの頭と顎をもって、カクカクさせる仕草が再現されていたり、一瞬しか出てこなかった、足のないおかしな生物を「髑髏島の巨神」でコングの主役級ライバルとして登場させたりと、1933年製へのリスペクトが感じられた。

 

髑髏島に向かう船

ティラノサウルスはしっぽが地面に着いていて蛇のようにクネクネ。背筋がピンとしている。(左)
髑髏島の巨神では悪役として大活躍の足の無い生物。目が落ちくぼんで髑髏のように見えるが、実はこれは目ではなく、本物は別のところにある。(右)