リブデストロイヤーの読書遍歴

 ちょっとあの番組っぽいタイトルにしてみた。

 

 2重投稿がなかなか再現できないが、日常、そんなに日記にしたためるほどの事件も起こらないので自分の読書遍歴について振り返ってみた。

 

 自分の読書スタイルは大きく、下記のような順番になっている。

 

  ・日本SF小説

  ・外国SF小説

  ・純文学小説期

  ・歴史、時代小説期

  ・乱読期

 

 今回は日本SF小説期を振り返ってみる。

 

 文庫本との初めての出会いは従妹のお姉さんからもらったSF短編集だった。

 いろんな作家の短編を集めたもので、ここで初めてSFと出会った。とても面白かった記憶がある。

 次に自分のお金で文庫本を買う事になるのだが、何を買うべきかを考えた時、 短編集の中には面白い話もあればそうでもない話もあった。これは作家によって決まるのだ、と思い、面白かった短編を書いた人の本を買う事にした。

 これ以降、私が本を買う時は同じ作家の本ばかり買い、その作家の本で面白そうなものがなくなると別の作家の本を買い続けるスタイルになった。

 最初に自分で買った本は豊田有恒と言う人の本だったと思う。

 今思えば、ちょっと子供っぽい小説だったな、と思うが内容は全然覚えてない。

 その人の本を読みつくした後は、星新一眉村卓平井和正小松左京筒井康隆と言った感じで読み続けていった。

 この順番が今見返してみても、子供でも読みやすい作家から大人でも楽しめる作家の順になっていて面白い。

 

 もう一度読み返してみたい1冊 小松左京「怨霊の国」 

怨霊の国 (角川文庫)

怨霊の国 (角川文庫)

 

 

 SFと言うより、ホラーに近い作品が多く収録された短編集。

 特に印象深かったのは「霧が晴れた時」。

 ある家族がハイキングに出かけたが霧に包まれる。

 霧が晴れた時、父子を残して家族がいなくなってしまった。

 必死で探すが、さっきまでいた茶屋の人も見当たらない、みたいな話だったと記憶している。地味にぞっとする話。

 

 次回、気が向いたら外国SF小説期に突入するのであった。